【ネズブロ】

最近バタバタしていて忙しいというのに、次男が近寄ってきて
「ねぇ、クワガタ捕りに行こう！　ねぇ行こう！」
長男の「ねぇ、テニスやろう、ちょっとでいいからさぁ」
と同じでやらないとやるまで耳元で言い続ける子供たち。
「今忙しいからまた今度ね」
「ちょっとだけパソコンやらせて！お願い！」
私のお願いはむなしく、次男の攻撃がつづく。

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よし、行こう！
行くとなったら百均だ。カブトムシの蜜、懐中電灯、電池を購入。
ビニールテープにハサミ、虫かごに、あみ、軍手をもって出発。

といってもクヌギの木のある雑木林ってどこにあるんだ？
先日あるいた舘山寺の遊歩道にはコナラの木がたくさんあったな。
そこにしよう。



おっと、虫除けスプレーを忘れたぞ。これはコンビニで追加購入。
舘山寺に着き、めぼしい木を探すがなかなかいいポイントが見つからない。





2〜3本の木に蜜を塗り、最後にかなり地面に近いがそこにポイントを決め、蜜を塗り、懐中電灯をセットした。
これは一晩中照らして虫を集めるためだ。



まだ日が高いが夜になればだいぶ光も目立つだろう。

夜、夕飯を食べていると次男、「今から見に行こう！　見に行きたい！」
「えー勘弁してよ。お父さんにお酒飲ませてよ。」
「9時まで我慢して。9時に行こう、行こう」
冷蔵庫からスイカを取り出して、しきる次男。
「みんなスイカを食べて。皮はすてちゃだめだよ」

スイカの皮を持って今度は長男と3人で再び舘山寺へ。
舘山寺はちょうどお祭りらしくものすごい人出。
花火やら太鼓、ラッパ、もうこれは昆虫採集どころじゃないかもぉ〜

「ねぇ、オオクワガタとミヤマクワガタとヒラタクワガタと
コクワガタがみんないたらどうする？」
はしゃぐ次男。



蜜を塗った木に到着。見てみると、昆虫が来た形跡はない。
んー　いないかもしれないね。この様子じゃ。
木の根っこにスイカの皮をおいて帰宅した。

翌朝は5時に起床して見に行くことに決定。
朝寝坊の長男もめずらしくすぐに起きる。
さぁ、いるかな！いるかな！　
5時なのにもう日が出ていて空は明るい。

しかし、期待通りにはいかず、木にはまったく昆虫が来た気配がなかった。
ざんねーん。

すると次男と長男、「今晩は別のところへ行こう！　カブトムシでもいいからさぁ」
ひぇぇぇ　勘弁しておくれ。お父さんを休ませてくれぃぃぃぃ

カブトムシは以前50匹位飼ったことがあってもう飼いたくはない。
クワガタだったら飼ってもいいかな、と女房に相談して１ペア買ってあげることにした。
本来なら捕れるまでチャレンジしたいところだが
毎日夜中と早朝に付き合わされてはたまんない。


ちょうどホームセンターに行ったら、セレベスオオヒラタクワガタがオスメス1ペアで売っていたので即決。
ちょっと高かったけれど、ラグーナ蒲郡とプールが延期になっちゃったからね。



さっそくお家づくり。まだ交尾させる時期じゃないのでオスメス別々にした。
「後は全部自分がやれよー！」　「うん！」



気づいたら、いつの間にかＴＶの横に昆虫アパートが出来ていた。

次男が後ろで、「たいこうちも捕まえてきて飼いたいなぁ」とボソボソ言ってる。
昆虫アパートは4階建てだよ！と念を押し、あとはもう知らんふりすることにした。

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