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2005年08月09日

つれづれなるままに

長男の部屋に呼ばれた。
「ベッドに寝て見て!」
言われるとおりベッドに寝そべり天井を見ると、たくさんの蛍光塗料が塗られた☆が両面テープで貼られていた。

実は昨晩、次男から☆を天井に貼るから手伝って!って言われて次男の分の星をたくさんリビングの天井に貼ったばかり。小6の次男はただ天井に貼っていくだけ。私が、「天の川でも作ったら?」っていったら「それもそうだね!」とあわてて天の川を作った次第。

長男も女房からもらったんだろう。手伝いを請うこともせず自分で天井に貼ったらしい。

「電気消すよ、見てね!」長男が電気を消すと、天井にみごとな星空が浮かんできた。
「きれいに貼れたねー」
「ねぇ、星座作ったんだよ。わかる?」
「えっ? 星座作ったの? んー じゃぁアレがオリオン座!」
「正解! ねぇ、さそり座わかる?」
「むずかしいなぁ〜 あっ!アレかな?」
「違うよ、こっち! サソリの形してるでしょ!」長男の指差す方を見ると確かにさそりの形をした星座が見えた。
「あー、わかった! アレだね!」
「そう、かっこいいでしょ!」
「うん、かっこいいね。上手に貼れたね。 ねぇ、それじゃひょっとして南十字星もある?」
「あっ、忘れた! 作ればよかった」
「なぁ、本物の天の川って見たことある? 覚えてる?」
「あるよ! あ、無いかも知れない、ひょっとして昔、流星群を見に行った時?」
「違うよ、ケアンズに旅行に行ったときに、ナイトサファリ行ったでしょう? その時に見事な天の川が見れたんだよ ジェシカっていう女の大学生のガイドが上手な日本語で案内してくれたでしょう?、蟻塚でお前が蟻をたべたところ!」
「うん、覚えてるよ。確かカモノハシを見て夜変な動物が出てきて、高い木があったところでしょう?」
「そうそう。そこ。お父さん、そこで初めて南十字星みたなー。意外と小さかったね。その時に見た天の川が本当に絵で描いたようなみごとな川だったねぇ、覚えてる?」
「うん、天の川は何となく。ねぇ、お父さん、宇宙の果てってどうなってるの?」
「宇宙の果ては誰にも分からないんだよ。宇宙はある時に爆発してどんどん膨らんでいるんだよ。それはね、地球から星を観測すると毎年毎年遠く離れていくことが分かったんだよ。つまり風船に星の絵を描いて風船を膨らまかせたら風船はどんどん大きくなるだろう。大きくなればなるほど星と星は離れるし、中心の地球からも離れていくだろう!」
「地球が中心なの?」
「違うよ、でも地球からしか観測できないからしょうがないね。でね、年々宇宙が膨張していくなら、逆に時間をさかのぼっていくといつか宇宙は一つの塊に戻っちゃうことになるでしょ?」
「よくわかんない!」
「とにかく、星がだんだん離れていくなら最初はくっついていたって言えるよね。そしてある時その宇宙が爆発して、ビッグバンって言うんだけどね、星が飛び散ったんだよ。」
「その時の宇宙はどうなっていたの?宇宙の周りは何だったの?」
「わからない! それは誰にも分からない! だって想像できないよ! 例えばね、水たまりにいるアメーバがね、「この海は広すぎて果てが無い!」って確信して泳いでいるとするよね。でも人間が水たまりにバチャンってはいっちゃった瞬間につぶされちゃうかもしれないよね。原子、遺伝子から地球、太陽系、銀河系っていってもこの宇宙をある日巨人が足で踏みつけるかもしれないよ! 何がどうなっているのかは誰にもわからないんだよ!」
「...............................」
「お父さんも全然わからないんだよ。でも今日火星に氷の塊があったって新聞を読んであげたでしょ! 水があるってことは生命がいるか、いなくてもこれから誕生する可能性があるってことだよ。火星は地表温度がマイナス60度ぐらいってきいたことがあるから、生きられない温度じゃないしね。」
「お父さん、もっと教えて!」

聞きかじった話だけれども、ひさしぶりに二人でベッドに寝転び、天井の☆空を見ながら話を続けた。

彼は今日のこのことを覚えていてくれるんだろうか。
いや、今日の記憶などどうでもいい。
私の中に強烈な記憶となって残っているのだから、それでいい。

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Posted by ネズ at 00:10│Comments(5)omou
この記事へのコメント
実は私もそんな風な事を思っていたりします。
巨人が人間だとすると、私たちは毎日いくつもの「宇宙」を消滅させているのかも。
現代の装置でも観測できない程の小さい世界がないとは
言い切れないでしょ?
地球も銀河系も、ある日わけもわからず 突然一気に消滅
ということもありえる なんて私は思っています。
Posted by manbow at 2005年08月11日 01:27
僕が生まれた北海道の田舎町は、普通に天の川が見えたものでした。果てしなく広がる星空をみてちょっとした恐怖を覚えながらも夢を膨らませたものです。

今でも「宇宙に行きたい」という漠然とした夢を持っています。僕でも払える金額で宇宙旅行に行ける時が早く来てほしいと思っています。

そしたら僕の生まれた町を探して、数十年前あそこからこちらを眺めていたんだなーと思いたいのですが。
Posted by yamagen at 2005年08月11日 08:00
>manbowさん こんにちは
宇宙から地球を考えてみると、自動車が走っていたり、飛行機が飛んでいたり、ロケットを発射したり、微生物を観察したり、人間ってすごいですね。それでも想像もできないような世界があるかもしれません。

>yamagenさん こんにちはー
星がきれいにみえる田舎っていいですね。昔は本当にたくさんの星が見えました。宇宙、行ってみたいですね。懸賞であたらないかな(笑)
Posted by Nezu at 2005年08月12日 07:40
おばあちゃんがテレビ見てて、
宇宙旅行、民間人二人いけるんだって。
費用が110...
うんうん110万円?意外と安いね。
110億。
どっひゃ〜!
Posted by あっちゃん。 at 2005年08月12日 12:29
>あっちゃん。 
そんなに高いの?もっとも110万円でもいけないけど(汗)
Posted by Nezu at 2005年08月12日 18:33
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